最近、工業製品などで使用頻度が増えてきた「POM・ジュラコン」などのエンプラの切削にスーパーDLCコーティングは高性能を発揮します。

アクリル等の穴あけ加工にもバリの発生を低減し、クリーンな切削面を作れます。

レビューは、NC加工の試作と少量生産を行っている加工屋さんです。

 

最初は、半信半疑でアルミニュウム切削に使用しましたが、刃物が材料に接触した瞬間に違いが判りました。

今まで、加工中は何らかの切削ビビり音がしていたんやけど、しません!

その後は、加工不良等もなくスーパーDLCのインサートでいろんな材料を加工していました、そんな得ジュラコンの加工が入ってきて、中グリ加工で樹脂がクーラントで冷却できないんで溶けてしまう不良が1/10位の割合で発生していました。

それを、スーパーDLCインサートで削ったら、まったく溶けません!

摩擦熱を発生しにくいコーティングなんで可能になった加工と思います。

突出しの長いアルミ(A2017)加工では、150mm位出して円筒加工をすると、1/100単位で寸法変化があったんですが、DLCコーティングのインサートを使うと1/1000~3/1000ほどに精度が上がりました。

また、先端加工時のビビりによる不良もなくなりました。

スーパーDLCを使って、今まで「切れていない」という事がよくわかりました。

今後、難削材の加工にもチャレンジしていきたいと思います。

 

大阪市-Kより