最近加工の多いクランクケースにWPC処理！ 下のケースはガラスのブラスト仕上げです。 ガラスにはナトリウムが含まれるので、突き刺さったガラスは腐食促進剤のように反応してアルミが腐っていきます。 今回は、ボアアップに伴い強化処理をします。 ブラストの肌。 WPCの肌。 わかりにくいのですが、光沢が違います。 これは、投射するメディアのサイズの違いでもあります。 投射エネルギーが非常に強力なんでしっかりピーニング出来ています。 さらに、表層に酸化アルミ＝アルミナ層を形成し高強度なケースに加工でき、耐食性も抜群です。 内部をしっかりと強化していますのでボアアップに最適です。 そこら辺のWPC屋で加工をすると結構大変なことが起こりますので、ご注意ください。 弊社では数多くの実績があり、特殊な治工具を駆使して処理しています！
エンジン完成しました。 あとはこいつを搭載するだけです。 バルブとロッカーアームが新品なんでクリアランスは広めに調整しています。 in0.15mm/ex0.25mm 補機類の取り受けを済ませて搭載準備完了！ で経つこと4時間・・・ 完成しました！ 今から慣らしです。 今回のエンジンoilはこれを使います。 エルフHTX835 15W-40のレース用オイル
新発売の喝ピストン! E07Aビート用オーバーサイズピストンKIT。 WPC処理を施され出荷待ちのピストン 大量に増殖中です！ この後、全国各地のサーキットで暴れまわります(^_^;) 0.15mmオーバーサイズは6月を予定しています、もうしばらくお待ちください。
ハイイコンプピストン仕様！ 67mmピストンです。 このサイズは、ノーマルのヘッドガスケットを使用するんですが、ボーリング精度によっては ガスケットの修正が必要になる場合があります。 基本的には加工の必要は有りませんが、必ず各気筒を確認して修正が必要な場合は必ず拡大加工を行ってください。 ガスケットとピストンが干渉すると、エンジンブロー一直線になります。 ピストンヘッドとブロック上面に0.5mm以上の段差がないとガスケットに干渉します。 最近は、ダイヤモンドフラップがお気にり！ 寿命が5倍位有ります。 お得かもしれません。 サイズの確認は指で！
久しぶりのモンキーエンジンです。 GWに開催される50mドラッグレース用エンジンの点検です！ ずいぶん前にフルチューンしたヘッドの点検で全部バラバラにして測定・洗浄・修正をして組み立てます。 （黒色アルマイト仕様・オリジナルヘッドカバー作別途作ります。） セッティングが合っているので均一な焼け具合。 さすがに走行距離が短いんでどこも綺麗です！ 組み合わせているピストンは圧縮比13.0：1の生粋のレース専用品を使用しています。 一個4万円位だった様な気が・・・ さらに今回は、オーナー様のご要望で、この部品をグレードアップしましたのでさらにレコードが期待できそう。 オイルポンプドライブシャフト・ガイドローラーボルト・テンショナーアームピボット どれも、カジリ防止に大活躍します。
動弁系の組み立て。 新製品の強化バルブスプリングを装着！ それぞれ20％と30％強化出来て高回転時のバルブ追従性アップです。 設計値は12000rpmOK仕様です。 あと、強化スプリングを入れるとエンジンレスポンスの改善も行われ、走行フィーリングがよくなります。 SWOSC-VXの高性能ばね材の不等2段ピッチ、トリプルショット＆窒化仕上げスプリングです。 アフターの製品では最高級品レベルです。 組み込み後のヘッド。 これでパワーモリモリ？ かな？
ポート加工の後はバルブシートの当たり修正を ダイヤモンドカッターですりすりします。 当たり位置の修正をこれで行います。 このヘッドのカッターサイズはミニバイク用と同じなんです！ カットの後は。仕上げのすり合わせを このすり合わせで、叩く派とまわす派がいます。 どっちがいいか良く解りませんが、僕はまわす人です。 叩いもシートに傷が入るだけで馴染みが出るとは考えにくいので、ガイドに遊びがいっぱいあれば 叩いても馴染みますが、クリアランスが少ないと着座するだけで、馴染むとは思えません！ と思うんで、回しています。 DLCバルブSETを組み込んでヘッド加工は終了！ DLCバルブで、ガイドの寿命が大幅に改善できます。 高回転エンジンとかターボ車に効果的です。
性能を大きく左右する吸気ポート！ レース専用なんで、バリバリに仕上げたいと思います！ 昔ながらの大きなお山のペントルーフ・・・ ココの形状を変えられれば・・・ とりあえずは、シート廻りの加工で中間トルクアップ仕様に。 とりあえずこんな感じで削りました。 しかし・・・ 深い燃焼室です(^_^;)
今日はDLCコーティング中の部品待ちです。 時間が有るのでオイルパンのHONDAマークを光らせてみました！ ＃400のペーパーから始まり、＃1500→＃3000→＃10000（コンパウンド）で完成。 雰囲気がレトロな感じがして良いかもしれません。
絶対おすすめな、強化ボルト！ どんだけ良い部品を組んでも、きちんと締め付け出来なければ駄目x2です。 このエンジンは高回転仕様なんで、キチンとトルク管理をしてあげないと高回転でボルト伸びなんかが出てきて、最悪の場合ガスケット抜けの原因にもなります。 強化加工をWPC処理で行う事により、ネジ山の谷部に存在する組成流動部のクラックを無くして、ボルト伸びを無くせるんです！ 締めた感じもカッチリで、ヌルっとする感覚が有りません！ 左は未加工 右がWPC処理品です。 クラックが消えているのが解ります！ 角度締めを行うコンロッドボルト・フライホイールボルトなんかにも有効です。
